リムル・ルフトたんについて

「ニーさまぁーッ 新しぃオーラの増幅機の、設計図ですぅーー!」(第4話)

俺、リムル好きなんだぁ。

「聖戦士ダンバイン」で、一番好きな、女性キャラは?
と聞かれたら、俺は、迷わず、リムルたん!と答える。

え?ガラリアさんじゃないの?と、お思いの読者諸兄よ、

ガラリアさんは、<この世で一番好きな女性>であって、
ダンバインで一番、とか、アニメキャラで一番、でわないッ!

…ハァハァ。ま、それは置いといて。

本放送を見ていた時、年齢が近い同性で、一番、素直ぉ〜に感情移入できたのが、
他ならぬリムルであった。

第1話、ショウがラース・ワウの庭に落ちてきた時、暗い窓辺から、

「ハ。アァッ」

と、唸って、見ていた女の子。
(動画が少なさげで、セルがずいぃ〜っとズレるのは、プチ気になるが)

紫いろの髪の毛、かわゆいピンクのおようふく!
戸惑った表情!顔にお手々をあてる仕草!

「わぁー!かわいい!この子が、このお城の、お姫様なんだな!」

と思った。・・・その印象は、長くはもたなかったがw

その後、<妖精>チャムが小ぜわしく飛んできて、
お姫様は、父親とは敵方の、わけわからん男に ホの字であると判明。

・・・目が、悪いのか・・・趣味が、悪いと言うのか・・・
頭がおかしいのか・・・

いや、いや、わかるぞ!<刷り込み>だね!

この子は、お城で籠の鳥だったので、
最初に出会った、よその、年上のおにいさんが、
オージさまみたく、見えちゃったり、なんかしちゃったり、したんだネ!

しかもさ、お父さんの敵って、燃えるよネ!
キミは、「ロミオとジュリエット」の歌を、

♪あなーたとー わたーしのー ふたぁーりのー時がーくるー♪
って、ウワゴトみたいにつぶやいてるクチだネ!

そのバカさかげんが、カワユイぞ!!わかるぞ!
キミの年齢には、ありがちダッ!

ニーって、17歳のリムルから見たら、23歳、6つも年上だから、
お・と・な〜に見えるわけだ。しかも、そのヒトは、自分を<女>として見てくれた!
このへんの感覚は、いかにも10代の、初恋に落ちる<少女>の感覚よ。

その<彼氏>の実像とかもう、どうでもよくなんのよ。
つーか、見えてないのだ。見てない、とも言う。
たとい、髪型が、「どこの床屋であてたんだ、そのパーマネントは」であっても、
たとい、服装が、「なんだその、ガソリンスタンドの従業員みたいなツナギは」であっても、
たとい、性格が、「お前、バイトでもしてみろよ。年下の先輩に呼び捨てされてみろよ」であっても、

オージさまぁ!ニーさまぁ!おにぃさまぁ!
だっこして!チッスして!
わたしはぁ〜ニーさまが好きでぇ〜
ニーさまもぉ〜わたしのことを〜〜好きっ、いやぁぁぁん、うれしー!!


という状態になってしまうこと、これを<刷り込み>と呼ぶ。
少女期にありがちな、初恋に誤り多すぎな、
それで人生棒にふってから気がついても遅いのよあんた、みたいな、
そんな、リアルな少女の気持ちが、

リムルから、一番、ガンガン伝わってくるのである。

リムルは、家族や、家族の部下たちの、迷惑などひとつも考えず、
ひたすら、彼氏にすがる、叫ぶ、追う、
企業機密まで盗む(盗まれるようなポカしたのは誰や、ショットじゃなかろう)。

この年齢には、部下たちの残業手当や、始末書、書かされるもんの気苦労なんか、
わからんし、ましてや、親の心配など、うるさいだけに思ってしまう。

ゼラーナの皆さん=彼氏の仲間にも、迷惑かけまくり、
こちらでリムルの尻拭い役は、マーベルであることが多く、あぁかわいそう、マーベル。

リムルはいつも、顔に、感情ムキ出しである。わかりやすい。

「聖戦士ダンバイン」全話を通じて、リムルの

「ニーさまぁああああ」このセリフが、一番多く聞こえる印象がある。

それはもう、うるせーぐらいに。・・・そこが、ヨイ。

リムルは、自分のわがままのせいで、死人(しにん)が出ても、

「フレデリックさぁぁーん」済ませてしまえる、
強靭な精神力の持ち主である。

普通、もそっと、気にすると思うが。だって死んでんのよ。
彼女には、自責の念とか、
わたしのせいで、ひと様を悲しませちゃったわ、とか、
あぁーわたしが至らなかったせいで!あぁ!
あぁ〜辛くて眠れない、眠剤はないかしら、この際、市販薬でもいいわ、とかいう、
他人の眼を気にするという感覚が・・・あまりないようだ・・・

彼女が気になるのは、ニーさまと自分、だっけ〜なぁ〜のね〜

そこが、とてもヨイ。あー実に、面白いおヒトじゃ。

リムルのせいで、全話通して、通算何名、死んでるか、数えるのは、とても楽しい。

どれぐらい楽しいかというと、

NHK大河ドラマ「黄金の日日」において、
根津甚八演ずる石川五右衛門が、通算何名ブチ殺しているかを、
数えるのと同じくらい楽しいぞ。

こんな例えして、何人わかってくれるかな・・・ボソボソ。

もいっこ、特筆すべきは、第24話で、ショウがポロポーズの花をつんできた時。
ショウに、チュッ、する、あれ。あの、

妙ぉ〜に、落ち着きはらったキスの仕方。

・・・彼氏以外の男(ショウは、わたしと同級生くらいの年齢よね、親しいと言えば親しいけど、
ニー様とは比べようもないくらい、ダサいわ。
まあ、こうして至近距離でよく見れば、黒髪がわりとつやつやで、目もきれいかしらね、
聖戦士ですもの、なんかこう、キリッとしてるとこがあるわ。
わたしが気落ちしてるみたいだからって、わざわざお花つんで来てくれるなんて、
いいとこあるじゃない、うふ)
に、

そんなこと、できてしまう、
あの余裕ぶっこきが、同年代の当時の俺には、ちょっと驚きだった。
まあ、「西洋のお姫様」だから、軽いキスぐらいは、慣れてるのかな、ぐらいに考えていた。

それが、そうでもないのだ。今考えると、そうじゃなくて。

さかのぼって、第7話で、婚約者バーン(どうでもいい、うざい、いなくなれ、出てけ、
わたしはニー様の行く末を考えて、ひとりで夢想にふけりたいのよ、
ここはわたしのお部屋よ、あんた邪魔なのよ、なによ、威張って、
モテてるつもり?かっこいいつもり?なによそのロン毛、
ニー様のウインブルドンヘアーの方がずっと素敵なのよ、わかってんの?
お父様が勝手にあんたなんかを、このわたしの交配相手に指定したからって、
いい気になってるんじゃないわよ。あら、花瓶のお花をとって、わたしの髪につけやがったわ。
あのねえ、そのお花はもとからここにあんの。
水さし用なの。髪飾り用じゃないの。
パー?
ハァ?なんか言ってるわよ、ヘー、全力を尽してわたしの気持ちを動かしてみせますぅ?
なに寝言言ってんの?性格悪い上に、頭も悪いのね、ハッ)
の時だが、

要するに、「別段感じない男」には、チューぐらい軽くできてしまうし、
髪の毛に触られても、フン、で済むのさぁ、と、今は考えている。

さて、絵的な面、これはもう、ダンバインのキャラ全てそうだが、
リムルは特に、完成度がケタはずれだ。

特筆すべきは、体つき!
いかにも、しょうじょ、おんなのこ!17さい!って感じが、
骨格から肉付きから、動作からして、

いる、いる、そのへんにいるよ、こんな感じの子、という、
リアルな存在感が、あるんだよなぁ。
あの華奢な肉体に、少女のみなぎる情念が、満ち満ちている。
全身で、そこにいるだけで、これぞ女の子!を表現してしまっている。
肉感に、彼女の精神性が現れている。

髪の色がまた、きれい。紫色の髪に、
あのヘンテコリンな濃いピンクの服が、よく似合って、
マントがたなびいて、靴先がカワユクて。

俺が、ガラリアさんの髪型を真似ようとすると、
ハネがうまくいかず、リムルになってしまうことが多いのだが、
リムルのあの髪型というのは、当時流行っていた、

必殺の「段カット」である。
な、なつかしい・・・校則違反だったよなあ、段カット。

そのむらさきの髪色に、あの青い瞳が、実に合ってる。
リムルの大きな、率直な眼差しは、いつもまっすぐ前に向いていて、
白目のホワイトが輝いて見える。
睫毛はカールしてて、きれいなおめめたんだ。

高校生というより、中3くらいの感じ。
ブラスバンド部にいるタイプ。電子オルガン担当。
勉強はあまり得意じゃないの、でも今回の期末試験、英語はちょっと頑張ったのよ、
みたいな。

でも、リムルは、お姫様なのだ。
最初っから、最後まで、わがままで、そして気高くて、
自分に素直な生き方、
泣いても笑っても怒っても、それはいつも、リムルその人。

ラース・ワウの、ひめさま!ひめさまッ!

リムル・ルフト、ここに在り!!


くはー、涙出てきた・・・リムル好きだよー。
男見る目ないとこも、好きだよおお。


色川京子さん

リムルは、この方!色川さん=リムルである。

声が「うるむ」とこ、母音を微妙に伸ばして、
多感な少女の「心の叫び」を表現するとこ。

親と話す時と、恋人・友人と話す時と、
いやな婚約者と業務上+感情的な、やり取りをする時と、
17歳らしいペルソナ(仮面)をかぶり分けているリムル、
呼ぶリムル、答えるリムル、自省するリムル、色川さんでなくては、
リムルはリムルでなかったでしょう、言うまでもなく!

色川さんについては、「ダンバイン」とは、はずれるが、
激説したいことが、多々ある。

「ダンバイン」と同時期に、他局で放送されていたアニメ、

「ストップ!ひばりくん」に、色川さんが出演されていた。
色川さんの役は、

つばめおねえさんだ!

漫画のイメージ、ぴったり!つばめさん!この声、そう、これが、
つばめさんだった!色川さんがつばめさんを演じた、のではなく、

つばめさんはここにいるじゃないか、という存在感だった。

俺は、兄弟姉妹がいないので、ひばりくんちの、
「素敵なおねえさんたち」がとても、賑やかで、楽しそうに思っていた。
その中で、高校生(後、大学生)の、飄々とした余裕がありながら、可憐な、
いかっにも〜「おねえさん」という雰囲気のつばめさんが、
漫画の紙面でも、大好きだったが、
アニメで、まず「つばめさんが、リムルだッ!!」とわかり、嬉しく、
そして、そこにいた、つばめさん<自身>に、激しく感動した。

色川さん・・・絶品の演技であります。
色川さんが、リムルであり、つばめさんでいて下さって、本当に嬉しい。

03/8/23(土)

愉快な仲間たち目次へ戻る

ガラリアさん好き好き病トップへ戻る